平成17年度 アユ放流計画

上州漁協のアユ放流予算は2,000万円
−−−−平成17年総代会で正式に決定−−−−

1 釣りの対象魚
河川湖沼における釣りの対象魚には、もちろん自然繁殖の結果として生息している魚もいっぱい泳いでいます。
しかし、釣りを楽しむ人が多くなった現在、自然繁殖による釣り対象魚の供給だけでは不足しています。このため、釣り場を管理する「漁業協同組合」が人気魚種であるアユ・ヤマメやマスなどを、成魚はもちろん、稚魚も放流することで、釣り人の要望に応えています。

2 放流資金
漁協が放流に用いる魚を養魚場から購入するには「お金」必要ですが、当然のことながら、一部の役員が勝手に決めているわけではありません。
どの漁協でも「水産業協同組合法」の規定により、毎年同じ時期に開催される総会又は総代会で、予算と事業計画について審議の後、議決を受けて、1年間の活動内容を決定しています。
特に、放流は各魚種ごとの購入予算という形態で、購入金額の上限が決められます。

3 上州漁協の魚種ごとの購入上限
上州漁協では平成17年1月23日(日)に高崎市の労使会館で総代会を開催し、平成17年の事業計画と予算について、出席した総代100名が審議し、次のような内容で議決しました。
なお、遊漁料金や禁漁期間などに基本的な変更はありませんでした。
対象魚種

放流予算(万円)

 放流形態
 アユ

2,000

 稚魚
 ヤマメ・イワナ

800

 成魚・稚魚
 マス

600

 成魚
 コイ

100

 中羽
 フナ

150

 稚魚
 ウグイ

70

 成魚
 ワカサギ、ウナギ、ドジョウ、オイカワ等

132

 稚魚、卵

3,852

 

4 アユの放流尾数

上州漁協が平成17年の放流に使用する予定額は3,852万円と大金です。
しかし、金額だけだとあまり実感がないので、代表的な魚種であるアユについて、昨年の実績を参考にして放流尾数に換算してみます。
これで、放流量が少ないかどうか、判断して下さい。

(1)アユ放流量の尾数換算
   平成16年の実績を参考にすると
   ・アユ稚魚1kgあたり単価   3,500円
   ・アユ稚魚1尾あたりの平均体重は約9gですから、アユ稚魚1kgを尾数に換算すると111尾となり、
    上州漁協のアユ購入予算2,000万円で購入できるアユ稚魚は63万4千尾となります。

(2)釣り人1人あたりの放流尾数
   ・平成16年のアユ日釣り券購入者は「1,562人」
   ・全魚年券(アユ又は渓流魚券の設定がありません)購入者は「4,157人」ですが、渓流釣りしかしない人も
    いるので、アユ釣りは平均4回釣りに行ったと仮定すると「延べ16,628人」となります。
   ・従って、年間の「アユの釣りを楽しむ人は 延べ18,190人」と仮定します。
   上州漁協管内でアユ釣りを楽しむ釣り人1人あたりの放流尾数は
    アユ稚魚放流尾数63万4千尾÷アユ釣り延べ人員18,190人=34.9尾/釣り人

   上州漁協管内の河川では、平成17年、予想されるアユの釣り人1人あたり約35尾のアユ稚魚を放流します。
   このアユ稚魚の放流尾数は少ないですか?
   以前の河川のように、冷水病の影響とカワウの食害がないなら、この放流量はそれなりに評価してもらっても
   良いものだと思いますし、事実、以前はだいたい同じ放流規模で、上州漁協の河川ではアユが釣れていました。

「どの漁協でも一生懸命に放流はしているが、冷水病とカワウの影響で釣れないこと」を理解して下さい。

 さらに、鮎を除く魚種については、放流魚の他に自然繁殖でもかなりの魚が河川や湖沼に供給されています。


−−−−− 上州漁協 松井田支部 総代 柳澤政之 −−−−−