成魚放流のイワナがほとんど残っている!

−−平成17年上州漁協の渓流解禁−−

1 解禁状況

群馬県内では3月1日に渓流釣りが全漁協で一斉に解禁となりました。

今年は全国的に積雪が多いとのことですが、上州漁協が管理する烏川・碓氷川・鏑川の3河川でも上流部には積雪が残っており、低水温と流水が減っているため、まだ魚が動いていないので、釣りの対象となるのは中流部といった感じです。
そのような状況の中でも、昨年9月の禁漁になってから、4ヶ月余りの間、首を長くして解禁を待ちわびた釣り人がそれどれ事前に考えていた場所へ繰り出し、久々のヤマメ・イワナの引きを楽しんでしました。

今年は解禁日が平日ということもあり、それほど釣り人は多くは見えませんでしたが、とりあえず朝だけでも竿を出そうという熱心な釣り人などもいました。


上州漁協活魚運搬車


ヤマメ成魚


放流(バケツ)

2 釣果は型を見た程度

多くの水域で釣れていたヤマメ・イワナは、解禁前に漁協が2,400kg(約2万4千尾)を成魚で放流した25b超える魚が主体でしたが、場所によっては自然繁殖と稚魚放流から育った綺麗な魚も見られました。

低水温のと風の影響が大きく、多くの釣り人が数尾と型を見た程度で、碓氷川の横川地区など良い場所に入った人が制限尾数の20尾を釣り上げたのが目立った状況でした。


イワナ成魚


イワナ成魚


早春の碓氷川

3 成魚放流のイワナがほとんど残っている

河川の流水は冷たく、碓氷川の中流部で水温6℃、碓氷川の支流である増田川では4℃と低水温であり、水温が上がるまでは漁協が成魚放流したヤマメとイワナが主な対象となるのですが、解禁直前に2,400kg(約2万4千尾)を成魚放流した魚は、解禁から釣れているのはヤマメが多く、放流量の半分を占める約1,200kg(1万2千尾)のイワナがあまり釣り上げられていません。

放流作業を担当した者の感覚としては「あれほど多量に放流した成魚イワナが釣れていない」です。
これは、例年、現れる成魚放流の影響なのですが、なぜか「成魚放流したイワナ」の動向は「放流後3週間くらい経過した時期」までに「放流地点から下流へ降下して、溜まりやすい場所」で集中して釣れ始めるのがいつものパタ−ンです。
しかし、今年、上州漁協が嬬恋村 佐藤養魚場(父親が経営する池)から購入した、25cm〜33cmほどのサイズで、やや黒っぽい体色の成魚イワナは特にその傾向が強いようで、監視に廻ってもあまり釣り上げられていません。

これから河川の水温が上昇して、魚の動きが出てくる頃、成魚放流した尺前後のイワナが各河川の中流域で釣れること間違なしです。期待して下さい。


残雪の山


−−−−− 上州漁協 松井田支部 総代 柳澤政之 −−−−−