上州漁協がブラウン・トラウトを初めて碓氷湖・荒船湖に放流
上州漁協は5月の連休に釣って楽しんでいただくため、「みどりの日(4月29日)」に烏川と碓氷湖、荒船湖、妙義湖に約1万2千尾の渓流魚を放流しました。
○碓氷湖
○荒船湖
○妙義湖
○烏川
イワナ約2千尾(300kg)、ブラウン・トラウト約700尾(100kg)
イワナ約2千尾(300kg)、ブラウン・トラウト約700尾(100kg)
ニジマス約3,500尾(500kg)
イワナ2,700尾(400kg)
嬬恋村 佐藤養魚場
嬬恋村 佐藤養魚場
新潟県 高野水産
嬬恋村 佐藤養魚
例年はヤマメを主体にニジマスを混ぜて放流するのですが、釣り人から多くの要望のあった「湖沼への放流は、一度に釣られずに、できるだけ長い期間楽しめるようにして欲しい。」との声に答えるため今年は新たな魚種であるブラウン・トラウトも放流しました。
碓氷湖と荒船湖へは30cm前後のイワナを主体に、約25cmのブラウン・トラウトを2割ほど混ぜて初めて放流しました。
29日は午前中に放流を実施し、正午に釣りを一斉に開始しました。
そのうち、碓氷湖では午前10時過ぎには既に駐車場が釣り人の車で満杯となり、その後に来場する車は道路脇に駐車するほどで、約2百人の釣り人が出した釣り竿で湖面が囲われました。
放流されたイワナも、ブラウン・トラウトも、予想どうり「入れ食い」の状況になることは無く、2時間経過した時点でも「多く釣り上げた人で5尾程度」であり、翌日以降のためにも残ってくれることを期待できる様子でした。
今回放流の特徴としては、餌釣りの人よりも、ルア−釣りの人が使用した「小型のミノ−プラグ」に追いが活発だったことです。追うだけで針掛かりしない魚も多いのですが、岸近くまでミノ−を追ってくる様子が目視でき、ルア−を操作している釣り人はそれだけでも十分に楽しそうでした。
なお、ブラウン・トラウトの魚病保有と、釣り残しによる在来魚種への食害を心配する人もいると思います。
まず、地域における新たな魚病の感染源とならないよう、今回のブラウン・トラウトは群馬県嬬恋村の佐藤幼魚で生育した魚を購入しましたので、大丈夫です。
そして、碓氷湖や荒船湖程度の狭い水域で、放流魚が釣り針を逃れて1年以上の長期間を生き残るのは至難のことなので、生残魚の影響を心配する必要は小さいと考えます。
過去、10年以上も同様な時期にヤマメ・ニジマスだけでなくイワナも同様な尾数を放流した経験が上州漁協にはありますが、翌年に生き残ったと思われる魚が釣れたのは極少数でした。
皆さんの考える以上に釣りによる捕獲率は高いので、魚影を維持するためには漁協は放流を継続しなければいけないのです。
−−−−− 上州漁協 松井田支部 総代 柳澤政之 −−−−−