出会い

Vol.1

ログハウスの仕事を始めてから、色んな人と出会いました。
総じて言える事は、出会えて良かったと思える人が多い事です。
まあ確かにイヤな奴も中にはいますが、他の職種に比べると遥かに少ない気がします。
それは単にログハウス自体が持つ性格なのだろうと考えます。

恵那市で葡萄園をする可知さん夫婦が、我が社を訪れたのは去年の11月でした。
後から分かった事なのですが、その日、可知さん夫婦の目的は、トップメーカーB.F社の展示場でした。
幸いにも?展示場の移転で辿り着けなかったのです。
それから1週間もしないうちに契約、そしてフィンランドへの発注でした。

「建築確認申請を自分でやろうと思うんですど、出来ますか?」
「うーん、ちょっと面倒ですが、出来るんじゃないですか」
「じゃあ、やってみます」
予想通りのお役所仕事の冷たい対応のなか、確認申請を通します。

「基礎も自分でやろうと思うんですが?」
「分かりました、じゃ基礎図面を送ります」
「出来ましたので、1度チェックしてください」
問題ありません、昔私が頼んでいたプロの仕事よりずっとイイ出来です。参りました!

旦那さん66才、奥さん59才。
もちろんログ組みから屋根工事まで、全て自力で進めました。
「こんな面白い事を人に任せる事なんて出来ないですよ」
ごもっともです!

可知さんが、農業に見切りをつけて葡萄園に切り替えて、37年になります。
「大変な冒険だったんですが、言い出したら聞かないから」
奥さんが笑って言います。
「おたくの会社へ行った帰りの車の中でもうログハウスを買う事を決めていた位ですから」

可知さんと私とは、丁度一回りの歳の開きがあります。
でも確実に可知さんの方が、身体も頭の中も若い気がします。
荷降ろしを一緒にしていますので、これは実感です。

若い人達から学ぶ事と、元気なお年寄りから学ぶ事と、どちらが多いのでしょうか?
世の中、捨てたもんじゃないですね!


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