両界山横蔵寺(りょうかいざんよこくらじ)

Vol.58

私の好きな「横蔵寺」の話です。

横蔵寺は伝教大師・最澄が開きました。
最澄は自ら彫った薬師如来像を笈(背に負う箱)に収め、
それを祀る場所を求めて、諸国を巡っていました。


   


この地にさしかかり、大岩のところで笈を立て、一休みをしておりました。
すると、尊像が横に臥せってしまい、起こそうとしてもびくともしません。
「この山中にとどまりたいのが仏の意思」そう最澄がつぶやくと、
尊像は自ら起立したそうです。
そこで、山上に草堂を建てて、薬師如来を安置しました。
尊像が横倒しになったことから、寺号を横蔵寺と名付けました。

こじんまりとした境内に、参拝者は私を含めて数名、
一廻りするのに、20分とかかりません。
聞こえるのは、風の音、鳥の声、せせらぎの音・・・
ぴんと張りつめた静寂に包まれます、とても幸せな瞬間です。

 谷あいの霧はさながら海に似て
 波かと聞けば松風の音       最澄



帰り道、谷汲村の大野さんちに寄りました。

       


大野さんには、2年前、P&Bのキットを購入してもらいました。
あとは、基礎から全てセルフビルドです。
「住みながらだと、なかなか進まなくて!」

奥さんに似て、とてもかわいい子たちです。
とても得した気分の一日でした!



 

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